排水処理施設の清掃作業を実施しました

2025.03.21

この度、排水処理施設において、処理装置の底部に溜まった汚泥を回収する清掃作業を実施しました。

 

排水処理施設清掃作業の重要性

工場などに設置しております排水処理施設では、製造にともない発生する汚水の水質を改善するために様々な処理工程が行われていますが、その過程で必ず発生するのが汚泥です。汚泥は処理装置の効率を低下や処理排水の水質を悪化させる要因となり、定期的な清掃が求められます。堆積した汚泥を除去しすることにより、施設全体の運転効率や処理環境を健全に保たせることができます。

 

今回の作業を実施する必要性として

1. 処理効率や機能の低下

汚泥が溜まることで、処理装置の機能が低下し、結果として排水の水質が悪化します。この状態が続くと、法令に基づく排出基準を満たせなくなるリスクが高まります。

 

2. 設備の故障やトラブル

汚泥が溜まっていると、処理装置やポンプに負担がかかり、故障のリスクが増加します。急な故障は、施設の稼働停止や修理費用の発生といった経済的損失をもたらします。

 

3. メンテナンスコストの増加

本来の運転効率が落ちることで、故障した場合の修理費用や、運転を再開するためのコストも加算されるため、トータルでの維持管理費用が増大します。

 

4. 環境への影響

排水処理が適切に行われない場合、周辺環境への影響も考えられます。排水の水質が悪化すると、河川や湖、さらには地下水への影響が出てくる恐れがあります。

 

清掃作業のプロセスとして

 

今回の清掃には、大型吸引車を使用しました。この吸引車は、強力な吸引力を持っており、底部に溜まった汚泥を地上からすばやく効率的に取り除くことができます。

 

  1. **車両配置準備作業**: まずは車両配置箇所や作業槽内周辺のチェックを行い、安全対策を整えました。槽内に入り作業を行う際には酸素濃度と硫化水素濃度をガス検知器にて測定を行い、安全に作業が実施できるかを確認しました。

 

  1. **汚泥吸引作業**: 汚泥が溜まっている処理装置まで吸引ホースを設置し、吸引作業を開始しました。吸引車の圧力を調整し、汚泥をしっかりと吸引します。作業はスムーズに進み、汚泥を回収することができました。

 

  1. **後処理**: 吸引作業が終わった後は、開口部周辺やホースを設置した箇所並びに車両周辺を清掃、点検しました。異常がないかを確認しました。

 

結果と成果

 

堆積した汚泥の吸引除去が終了すると、排水機能が回復し汚水処理にかかる負荷が軽減しました。この作業によって、施設の運転効率が向上し、将来的なトラブルのリスクを低減することができました。

下水道管路施設の清掃や管内点検および調査、補修工事」・「強力吸引車による産業廃棄物処理(汚泥処理)や排水設備の清掃」・「側溝や河川、池の清掃・しゅんせつ」・「貯水槽や配水池の清掃」など、豊富な実績の私共にお任せください。

 

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